ブラック・ショールズ式
フィッシャー・ブラック(Fisher Black)とマイロン・ショールズ(Myron Scholes)が1973年に発表したオプション価格算出のための理論式。
その後1997年にマイロン・ショールズとロバート・マートンがノーベル賞取取りました。(ブラック氏は他界)
マイロン・ショールズとロバート・マートンはドリームチームと言われた、LTCM(Long-Term Capital Management)のメンバーでもある。
こんな式見ても文系の僕にはわかりません。
でも言ってることは大体下記の通りです。
オプションのプレミアムの決まり方
プレミアム決定要因 | 要因の変化 | コール | プット |
1、原資産 | ⬆ | ⬆ | ⬇ |
2、行使価格 | ⬆ | ⬇ | ⬆ |
3、残存期間 | ⬆ | ⬆ | ⬆ |
4、ボラティリティ | ⬆ | ⬆ | ⬆ |
5、金利 | ⬆ | ⬆ | ⬇ |
- 原資産が上がればコールが高くなり、プットが安くなる。
原資産が下がればコールが安くなり、プットが高くなる。 - ATMより行使価格が高いと→コールは安く、プットは高くなる。
ATMより行使価格が低いと→コールは高く、プットは安くなる。 - 決済日までの期間が長くなるほど、株価の変動リスクが上がるので、プレミアムは高くなる。
残存期間長い→高い
残存期間短い→安い - ボラティリティが高くなるほど、今後も相場の変動リスクが高いので、プレミアムは高くなる。
ボラ高い→高い
ボラ低い→安い - 金利が高くなると割引現在価値は下がり、金利が安いと割引現在価値は上がる。
金利高い→コール高い、プット安い
金利が高くなると、コールの価値が上がり、プットの価値が下がる。
金利安い→コール安い、プット高い
金利が低くなるとこの逆。
ここでこんがらがってしまうのが、
金利が上がれば株価が下がる、と経済学で勉強した知識が邪魔するから。
ここで言う、プレミアムと金利の関係は調達コストに主眼を置けばわかりやすい。
コール・オプションというのは、今1,000円で株を買うのではなく、将来1,000円で株を買う権利を得るということなので、金利10%だとすれば、将来1,100円で買わなきゃいけないところを、1,000円で買う権利を得るので、割安で株を買えるんです。だから金利上昇局面ではコールの価格が上がる要因になるんです。
ギリシャ指標
デルタ:原資産の価格変動・・・±相場が上がるか下がるか
ガンマ:デルタの変化率・・・+大きく動く
セータ:時間的価値・・・-大きく動かない
ベガ:ボラティリティ・・・+このあと動くんじゃないかな
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